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ここ数カ月のご報告をまとめて・・・其の二(No Lifting Care)

(No Lifting Care)

「ノーリフティングケア」と「Ⓡノーリフトケア」どこが違うの?
と疑問に思われる方もいらっしゃいますが、要はⓇでお分かりのように、商標登録上あまり自由に使えないので、私たちは「ノーリフティングケア」と呼んでいます。

さて、前回のブログでノーリフティングケアの導入、チャレンジに至った経緯をご説明させていただきました。
今回は、ノーリフティングケアを導入して、内外を取り巻く環境がどのように変化していったのかをご紹介させていただきます。

まず、設備投資に関していえば、一気に揃えるということが現実的に不可能でしたので、段階的に必要な機器を導入していきました。
必要だったのが、
・ユニット浴室のリフト
・移乗用リフト
・スタンディングマシン(立位保持)
でした。
ふじの木園はユニット毎に生活環境が独立しており、ユニット間で共用するということに限界があったため、台数が必要でした。また、どの種類がふじの木園にフィットしているのかを選定する必要があり、業者さんに依頼し、各メーカーの機器をデモ機としてレンタルし、数カ月かけて現場でのモニタリングを行いました。同じ機器でもメーカーによってこだわるポイントが異なるため、実際に使用して選定できたことはよかったと思います。
機器の導入費用に関しては、労働局の助成金をマックスに活用させていただきました。
それでも、介護報酬が厳しい期間(今もそうですが)での導入でしたので、決して安くはないお買い物でした。
むしろ、購入というより投資といった方が感覚的に合っているように思います。
今現在、ユニット浴室リフト10台、移乗用リフト7台、スタンディングマシン7台が現場で使用されています。

ただ、機器を導入することよりもエネルギーが必要なのが、ケアスタッフのノーリフティングケアの習得、実践、いわゆるソフト面の充実です。
機器を導入したのは過去のことですが、このソフト面の充実は現在進行形で取り組んでいることです。

リフトがあっても、使用・活用されなければ形だけになりますし、そもそも、機器を使用することが目的ではありませんので、1人1人のケアに対する考え方や日々の業務の見直し、知識・技術の習得機会の創出をどのように事業計画としてPDCAサイクルしていくかが重要課題です。
「私は腰痛がないし、体力に自信があるから必要ない」「時間が無いからできない」というネガティブな感覚を、「入居者の穏やかで快適な暮らしの継続」「ケアスタッフのキャリア形成」といったポジティブな感覚に変えていくためには、しっかりとしたビジョンに基づく計画と実践、評価、考察、何より時間が必要です。
3歩進んで2歩下がる、2歩進んで3歩下がるの繰り返しの毎日ですが、昨日よりも今日、今日よりも明日、成長する喜びを感じられる指標作りに追われています。

このような事業所としての取り組みをご評価いただいたのか、こうしゅくゼロ推進協議会さんとのご縁が生まれ、テレビ局の取材や北九州福祉機器展や大阪バリアフリー展での事例発表の機会をいただいたり、スウェーデンのベッドマットメーカーさんが日本に自社商品を展開する上での製品モニタリング依頼をいただいたりと、外部との交流が多く生まれました。
またNPO福祉用具ネットさん主催で、9月に福岡県立大学で開催される、抱え上げない介護を普及するためのイベントや毎年11月に開催される西日本国際福祉機器展でのイベントに「管理者の目線で抱え上げない介護を伝える」というお役目も頂戴いたしました。
まあ、どうなるか不安の方が大きいですが、なぜこの「ノーリフティングケア」にふじの木園が取り組んでいるのかをしっかりとお伝えできればと思います。

このように、ノーリフティングケアへの取り組みを通じて、多くの方々との新しいご縁が生まれました。
様々な業界の方々との出会いは、新しい気付きを築く重要な機会であり、そこからまた、新しい何かが生まれます。

そんな中、ふじの木園が大切にする「暮らしの継続」を次のステージに押し上げてくれる新しい出会いが生まれます。。。(つづく)

4月に大阪で開催されたバリアフリー展の様子
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2018年08月16日

ここ数カ月のご報告をまとめて…其の一(はじめに)

本当に久しぶり(1年ぶりです。1年って早いですねぇ・・・反省)のブログの更新となります。
今回は、特別養護老人ホームふじの木園の今年に入ってからの大きなトピックを中心に、ふじの木園が今何に取り組んでいるのかをお伝えできればと思います。

(はじめに)
2016年から段階的に取り組み始めたのが「ノーリフティングケア」と呼ばれる、抱え上げない、引きずらないケアです。よく、「リフトを使うんでしょ?」と言われることが多いのですが、リフトを使うことが目的ではありません。リフトを使用することより重要なのが、「ケアに携わる全ての人が、最低限の体の仕組みを知り、不良姿勢と力任せな動きが心身の健康を害し、重度化させていることを知る」ということです。ここでいう、「心身の健康を害す」とは、介助者と対象者の双方を指します。それを知ると、まず、「よいしょっ」と人が人を無理に力で抱え上げたり、体の向きを変えたりすることが「必然的にできなくなります」なぜかというと、それを行うことは害を知りながらにして行うということですので、それらの行為は「不適切なケア」とみなされます。
(昔はよく、体格の大きな人を移乗する際は、対象者の足と足の間に自分の軸足を入れて、重心落として…といった介助方法が若いスタッフに指導されていましたが、今思うと、「何てことしてたんだ。」が素直な感想です)
それらのことを知り、実践することは、リフトやロボットを導入すること以上に重要なことです。少し乱暴な言い方になりますが、リフトやロボットを導入するだけなら簡単だということです。むしろ、前述の知識を習得し、正しい理論に基づいた技術を身に着け実践することが重要であり、その労力はそれ相当のレベルのものが必要とされます。要は時間がかかるのです。むしろ、かけないといけません。
ふじの木園では、ハード面とソフト面の両立ができるよう、初年度からスタッフへの技術研修に積極的に力を入れてきました。現場のリーダーが日々のケアにおいて、管理・指導ができるよう、全ユニットリーダーを対象に「Ⓡ日本ノーリフト協会」が主催する「Ⓡノーリフトケアコーディネーター(ベーシック)」を受講させました。(今年の8月9月に2名受講し全リーダーが受講修了済みとなる予定)また、ベテランリーダーにはさらにその上のランクとなるアドバンス講座を今年の8月から3カ月かけて受講させます。
知れば知るほど、新しい知識や技術に触れるので、ゴールはないのですが、まさにこれこそ、キャリアアップにつながるのではないでしょうか…
腰痛軽減だけの観点でケアを見ると、主語が「介助者」のみとなり、対象者の健康は?精神的な苦痛は?という視点が欠けてしまうように思います。
〜神奈川県でⓇノーリフトケアに初めて触れた際の内容は衝撃的でした。「腰痛予防も大事だが、「廃用症候群」というあたかも病気かのように扱われる高齢者のことを思ってください。廃用症候群は自然になるのではなく、不適切なケアによってそうさせていること、そうさせている、私たち医療・介護職の責任だということを知ってください。対象者の身体を人生を守ることが、結果として介助者の身体と人生を守ります(ここまで過激ダイレクト発言ではなく、あくまでイメージとして捉えてくださいね。私と私の横にいたOTの心にはそう突き刺さったのを覚えています)〜

そういった意味で、このノーリフティングケアへの取り組みは、スタッフとご利用者の双方にとって重要なプロジェクトとなるのです。
そして、このノーリフティングケアへの取り組みを通じて、多業種の方々とのご縁が生まれ、一年前とは明らかにことなる環境に事業所として身を投じることとなります。。。 つづく

ふじの木園では「ノーリフティングケア指針」を整備し、基本項目をスタッフ間で共有できる環境づくりにも努めています。(下はその一部)
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2018年08月07日

100回目のバースデー

昨日、橘ユニットのO様が100歳のお誕生日をお迎えになられましたぴかぴか(新しい)

手作りのバースデーケーキでお祝いさせていただきました。
IMG_1752.JPG
ふじの木園には、今現在、100歳を超える入居者様が5名いらっしゃいます。
8月にもう1名、11月にもう1名、百寿をお迎えになられます。

ただただ、おめでとうございますかわいい

2017年06月10日